無料
無料は 無料(むりょう)とは、その財やサービスの提供について代価を求めないという意味である。「ただより高いものはない」と俗にいうように、完全に無料のものというのはなかなか存在しないものであるが、輸送業の発達や第三次産業の高度化に伴って、無料で提供されるサービスは近年増加している。インターネット上の日本語検索エンジンでも、最も多く入力されるキーワードの一つが無料である。
ドイツの絵葉書には、切手を貼る場所に「frei machen」という言葉が印刷してある。「frei」は、「自由」の意味だからといって「無料で好きにやって」という意味にとってはならない。この場合は、「(所定の料金を払うという)義務を果たして」という意味である。ヨーロッパ人にとっては「自由」がいかにその対価と裏表であるかという例であるが、無料も本来は、それ相応の対価があるべきもので、完全に無前提の「無料」というものは、絵空事に近いものである。
実際に、一切対価を求めない無償という意味での無料は非常に少ない。別の側面で金銭での対価を求めたり、金銭以外の対価を求める無料は多く存在する。
無料を餌にした詐欺や悪質な訪問販売による被害も多く発生している。 例えば、インターネットに於けるアダルトコンテンツは、よく完全無料などと表記しているが、これはアクセス自体は無料だが、アダルト画像を閲覧するのに別途の法外な料金を課されるなどの詐欺的な内容のものである。 なお「ロハ」とは漢字の「只」(ただ)を分解すると得られることから来た、「無料」を意味する俗語である。
目次 [非表示]
1 分類
1.1 社会貢献・ボランティアとして提供されるもの
1.2 広告収入によって賄われているもの
1.3 顧客獲得の手段として提供されるもの
1.4 公共団体の費用負担によって賄われるもの
1.5 当然無料と思われているもの
2 関連項目
3 外部リンク
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分類
今日無料で提供されるサービスの多くは、慈善活動・ボランティアとして提供されている物、広告収入によって費用が賄われているもの、顧客獲得の手段として企業の宣伝活動の一環で提供される物、政府や自治体、公共団体による費用負担で費用が賄われているものに大別できる。以下に日本国内において無料で受けることの出来る財・サービスの一例を列挙する。
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社会貢献・ボランティアとして提供されるもの
フリーソフト
しばしば「自由な」ソフトウェアという意味のフリーソフトウェアと混同されるが、「無料の」ソフトウェアであるフリーソフトは、作者の意志により無料で提供されている。作者へメールを送るメールウェアや、任意のカンパウェアもフリーソフトである。
ウィキペディア
ウィキペディアは「無料で」提供されているが、「自由な」使用を認めるGNU Free Documentation Licenseはその成果物を有料で提供することを妨げていない。詳細はWikipedia:著作権を参照されたい。またウィキペディアの維持費用は、寄付によって賄われている。寄付に関するページもあわせて参照されたい。
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広告収入によって賄われているもの
テレビジョン放送、ラジオ
民間放送局の多くは広告収入を元に番組を制作し、視聴者に視聴料を求めていない。
フリーペーパー
雑誌や新聞の中には、無料で配布されるものがある。
アドウェア
フリーソフトの中には、画面上に表示される広告を収入源に制作されているものもある。
インターネットサービスプロバイダ
インターネット接続サービスを、専用のソフトウェアを導入させることで画面の一部に広告を表示させ、無料で提供する企業が複数存在する。インターネット上のコンテンツの多くも、広告収入を元に提供されている場合が多い。例としてライブドアがある。また、駅などにおいて一定時間広告を出し、後にインターネットの接続が無料となるサービスも普及している。例としてフリースポット等がある。
ホームページ、メールマガジン
各ホームページやメールマガジンは企業運営、個人運営を問わずフリーで提供されることが多く、広告収入を主な収入源としているものが多い。
ポケットティッシュ
都市の街角で無料で配られる。ティッシュには企業の広告が載っていて、受け取り率が上がる。
無料パス、無料タクシー
お台場や、日本橋では、企業がスポンサーとなる無料バスが走っている。
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顧客獲得の手段として提供されるもの
顧客データを獲得する為、顧客に対象商品を購入させる為、顧客に付随商品を購入させる為、顧客に商品購入のおまけとして与えるものがある。
試供品
化粧品など実際に試用することで継続利用の意志が生まれる商品の通信販売においては、初回のサービスを無料とする企業が多く存在する。
体験版
PC用のゲームソフトやアプリケーション、またはコンシューマーゲーム機用ゲームソフトなどで用いられる形態。内容・機能の一部をカットする、または試用期間を定めるなどの制限が設けられている。体験版の内容が製品版にはない特別編になっているものや、利用料金を支払い、機能制限を解除することでそのまま製品版に移行できるものもある。これら体験版は多くの場合、インターネット上で配布されているが、インターネット接続環境のよくないユーザに配慮し、CD-ROMなどの形式で郵送・雑誌の付録・或いは家電量販店などで配布するケースも見られる。コンシューマーゲーム機用ゲームソフトの場合はインターネットでの配布ができないため、前の作品などにおまけとして同梱されて発売される事が多いが、Macromedia Flashなどを使って擬似的に内容を再現することで体験版としている作品もある。試供品とは異なり、必ずしも「完成済みの作品」である必要はなく、依然開発中の作品を切り出して体験版にしても問題ないため、いわゆるアルファ版やベータ版の意味合いでもって体験版とする事もある。体験版の殆どは無料であるが、体験版自体に製品版と比べて安価な料金(媒体の料金や郵送費は含まない)を課す場合も見られる(有料体験版)。こうした手法は、開発のための資金を得つつ、作品の質を安定させる為に行われるが、「未完成品を売り物として良いのか?」「完成する見込みが無くなったので出来上がった分だけ売るという魂胆ではないのか?(完成版は出ないのではないか?)」という批判が向けられることもある。ちなみに、製品版として一度世に送り出されたものであっても、質が特に良くない場合には、逆に「ユーザに金を払わせてバグ出しをさせるソフト」という皮肉を込めて「有料体験版」と揶揄したりする。
ウェブブラウザやメールソフト
マイクロソフトのブラウザ、インターネットエクスプローラが無料で提供されたことで、ネットスケープナビゲータは市場シェアを大きく失った。その他にもインターネットに関係するコンテンツやソフトウェアの中には、市場開拓の手段として無料で提供し、将来的に付加サービスなどを有料化するものがある。この手法については寡占状態を利用した市場独占であるとして、企業対企業、あるいは企業対国家の訴訟が起こっている。
サービス品
ポケットティッシュや旅館、店舗銘のマッチ。広告を兼ねている。
電話帳
NTTが発行する物は加入者に無料配布。NTTが発行する以外の電話帳には店舗銘などの広告で収入を得て無料配布されている物もある。
プロ野球、Jリーグの観戦チケット
スポンサーが顧客に配っている。
宿泊チケット
イベントのサービスとして配る場合がある。
携帯電話
旧型機や販売促進時の本体のみ
招待券
映画、コンサート等各種イベントのチケット
還元品
商品購入の対価として顧客に対して配るもの。その店舗やサービスを今後とも利用してもらう為、顧客を放さない為の意味合いが強い。
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公共団体の費用負担によって賄われるもの
ごみの処分
多くの自治体では税金を元にごみを処分しているが、一部の自治体ではこれを有料化する動きがある。もちろん元々税金で処分されていたものであるから、当初から有料ではあるのだが、利用量に応じて費用を別途負担する制度に移行することを、「有料化」と呼ぶことは多い。
義務教育
教育基本法第4条2項により、義務教育にかかわる授業料は無料である。
公衆トイレ
実質、地方自治体や公共団体で賄われている。中には有料もある。
公園の飲料水
実質、地方自治体や公共団体で賄われているが、ジュース類は別。
保育園児又は幼稚園児の保育園費、幼稚園費
一部自治体において無料。
小学生以下の医療費
一部自治体において無料。
高齢者の医療費
一部自治体において無料。
無料パス、無料タクシー
身体障害者、知的障害者、戦傷病者、原爆被爆者、高齢者などに一部自治体から与えられている電車、バス等の交通機関料金が無料。ごみの処分同様に、公営バスの高齢者無料制度も、自治体によっては廃止、または一部負担制度への移行が進んでいる。
自治体のスクールバスも同様。
役所の申請書
インターネット接続サービス
図書館などでの無料利用。公共施設内のフリースポットなど。
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当然無料と思われているもの
水
レストランでは「お冷」は無料で提供されるものと思われている。ただし、ミネラルウォーターを注文すれば勘定につけられるし、自宅で使用する水は水道料金のうち。(但し、安全な水を家庭などまで送り届けるサービスの対価であると解釈することもできる)
空気
いつでも只で呼吸できるものと思い込んでいる。高山で呼吸困難になって、求める酸素ボンベは有料。
太陽光
太陽が有る限り無料と思われている。この為日照権問題も発生する。太陽光を真似た日焼けサロンは有料。
道路
国道/都道府県道/市町村道などは無料。しかし、多くの有料道路が存在。
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関連項目
ボランティア
フリー
自由
詐欺
マクドナルドはメニューの末尾に「スマイル 0円」を掲げている。







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